▼WFDF 2013 世界U-23アルティメット選手権大会・派遣選手選考会のお知らせ
応募は10月19日(必着)まで。
オープン監督はバズの宮部選手、ウィメンは元バズ主将で現壱コーチ&Bスラッシュの那須選手。
ともに、アルティメットチャレンジャーの元チームメイトだが、凄い選手なのはもちろんだが、素晴らしい人物で、現在のトップチームの戦術にも精通しているので、日本に将来を担うことになるU-23代表の監督には、まさにうってつけと言えるだろう。
ジャパンアルティメットのWEBサイトはこうある。
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オープン・ウィメン代表ともに『マンツーマンディフェンスを主体として戦うチーム』を目指し、アルティメット歴は短くとも、『走れる選手』や『キャッチが強い選手』といった特定したプレーが得意な選手も選考の対象と考えています。金メダルが目標であることはもちろんですが、4年後のA代表で戦いたいという強い気持ちを持っている選手を最も希望しております。
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また、facebookで両監督からメッセージを寄せている。
まずはオープン宮部監督。
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このたび、JUの方々の推薦により、悩みましたが、U-23の監督をお引き受けすることにしました。
この夏、大阪での世界大会で、オープン代表は5位という結果でした。この結果を踏まえ、U-23の大会が4年後・8年後のオープン代表を背負う選手の成長の場であり、監督として選手の成長をバックアップしたいと考えお受けしました。
前回は男女とも準優勝というすばらしい成績を収め、出場した選手の多くは、日本代表に入り活躍しています。U-23の経験が生きているのだと思います。
今回から選考会という形になりますが、多くの選手を連れていきたいと思っています。
(上限がありますが・・・)
なかでも、以下の選手に来ていただきたいと思います。
・日本代表になりたい強い気持ちを持つ選手
・日本代表として、世界と戦いたい選手
・現在下手といわれる選手でも、なにか一つでも特徴のある選手(キャッチ・スロー・スピード・高さ・ムードメーカー等)
・誰よりもうまくなりたい選手(現在、上手いか下手かは関係ありません)
・マンツーマンの強い選手
世界を経験することで、成長すると思われる選手を選びたいと考えています。
また、チーム名や学年では選びません。
1年生でも有望とあれば、選出するかもしれません。
対象である、生年月日が1990年1月1日以降であること(2012年12月31日の時点で年齢が23歳になっていない)選手には、世界への扉が開かれています。その扉を開けるのも閉めるのも自分次第です。
その扉に手をかけてみてはいかがでしょうか?
現在、就職や就活等で今後の見通しが立たなくて悩んでいるという方もいると思います。今後の状況は、考慮したいと思いますし、考えていきます。
また、世界に行ってみたいけど、自分はそんなレベルではないと思っている選手は、もしかしたら自分では気づいていなかったり、生かしきれていないものがあるかもしれません。
決めるのはあなたではありません。
ぜひ、一緒に世界で戦いましょう。
選考会に来ていただかなければ、私は選ぶことができません。
悩んでいる方は、とりあえず受けてください。
おそらく、世界を経験した多くの選手は、口をそろえて言うと思います。
「世界は面白いと」
その世界を味わって欲しいと思います。
長くなりましたが、選考会でお待ちしています。
その際は、日本代表になりたいという強い気持ちを忘れずに。
U-23オープン代表監督 宮部
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次に、ウィメン那須監督。
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早速ですが、この度、来年7月にカナダで開催されるアルティメットU23ウィメン日本代表の監督を務めさせていただく事になりました。
今回の日本代表は監督が選手を最初から選出する形ではなく、選手が各自で応募していただき集まった中から選考する形になります。
どのような選手を希望しているかは日本アルティメット協会のホームページを参照してもらえればと思います。
皆さんの応募をお待ちしております!
やはりやるからには金メダルを目指して戦いたいと考えておりますので、募集要項にもあるとおり、マンツーマンディフェンスの強いチームを作りたいと思っています。
これはアルティメットがオフェンス有利なスポーツと言われていますので、オフェンス力重視といきたいところですが、もしターンオーバーした時、ディフェンス力かなければ取り返す事が出来ないと思います。
ですのでオフェンスを気持ち良く、思い切ったプレーをしてもらうためにもディフェンス強化が必須と考えました。
もちろんディフェンスから始まるセットもブレイクしたらチームが盛り上がることは間違いないですし、見ていて何かワクワクさせる魅力的チームを作れたら…と考えています。
今は私の学生の頃と違いキャラハンゴールというスローせずに点をとれるルールがありますので、スロー力がなくとも走れる選手、またフィジカルが強い選手といった何かに秀でている選手は、十分に選考の対象となります。
アルティメット歴が短かくともチャンスは十分にありますので、遠慮せずに応募していただければ幸いです。
今回の選考会には色々なチームの選手が参加していただけると思いますが、違うチームの選手と一緒なプレーする機会はあまりないのではないでしょうか。
そういう意味でも、この選考会は貴重な経験が出来ますし、また選考に合格し世界を体感する事ができれば、新たなアルティメット感が養えると思います。
最後に基本的には費用は個人負担となり経済的にも難しい部分もありますが、何よりアルティメットが大好きで長く続けて行こうという気持ちもある方は、是非応募してこの選考会を選手として成長してもらう場になれば…と思います。
長文となり恐縮です。
読んでいただき、ありがとうございました。
那須 美宣
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そして、岩間マネージャーからも熱い言葉が。
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監督二人がアツい想いをアップしているのでつられて。
あらためて今回はウィメンのマネージャー、コーチも兼任させていただけけることになりました。
全日本の本選で勧誘の時に学生に話させていただいたことを俺らしく書こうかな。
アメリカはたぶんまだ、自分たちが挑戦者だとは思っていない。
自分たちが世界一だと思っているはず。
サッカーのなでしこJAPANがロンドン五輪で負けたように、堺では負けたけど、世界一はアメリカだと思っているはず。
だからこそ今回のU-23では日本が勝って、4年後に連覇してこそ、特にウィメンでは日本だ!って思わせてやりたい!
これは俺の思い入れだけかもしれないけど、日本アルティメット協会の願いだから聞いて欲しい!
色んな要素があるとは思う。
「日の丸を自分が背負うなんて…。」
「ちょっと金銭的に…。」
などなど…。
でも、日本代表だよ!
世界一目指すんだよ!
高校までどんな競技してたの?
ロンドン五輪、リオ五輪が見えてたの?
今のアルティメット、世界見えてるよ!
挑戦しようよ!
色んなアルティメットの大会に参加するのと同じ位置づけなの?今回の選考会エントリーは。
俺は違うと思う。
自分の子どもに世界に挑戦したいって言われて悪い気がする親は少ないと思う。
俺の両親は、息子はマネージャーで、試合出るわけじゃないのに、心臓が悪くて外出が困難なのに、車イスで堺に来てくれた。
涙を抑えられなかった。
目の前でアメリカに勝ったOpen Masters Japan のマネージャーをやってる俺を観て、
「ありがとう。」
って言ってくれた。
親不孝のバカ息子は、ちょっと親孝行ができた気がした。
高校の先生だった俺に焚き付けられて、アルティメットをやるために大学を選んだ教え子が2000年のドイツ大会にジュニア日本代表で出場するとになった時に、その両親は快く送り出してくれた。彼女は今回の堺での大会でミックス代表でメダルを取った。彼女は俺の誇り!
前回のU-23の選考会参加を迷っていた女学生は、U-23代表入りを果たし、今回、堺で世界一になった。今年の全日本選手権東日本予選で日体に敗れた試合後、彼女は泣いてた。来年は日本一になるために、仕事も頑張りながらもう来年、4年後に向けて走り出している。
BS-TBSで放映された今回の堺での世界大会の特番でウィメン監督の森友紀さんが言ってた。
「日本代表として世界と戦うなんてそうないじゃないですか!?でもアルティメットに出会って、それができる。それはすごく幸せなこと。」
挑戦して欲しい!
絶対に後悔させない!
騙されたと思ってエントリーして欲しい。
人生においてかけがえのない経験をして欲しい。
教育者としてのエゴかもしれない。
押せば押すほど引かれるって思っても、押しつけがましく語ってしまったけれど、あの本選の地で若いアルティメットプレーヤーに"究極の夢"を語らずにはいられなかった。
No dream, No life!
Ultimate U-23 Japan エントリー締め切り前夜に語ってみました。
待っています!
若い究極の夢戦士たちを!!!
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そして、宮部選手からこんなコメントも。
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あれは大学4年のとき、何年前だか忘れましたが…1998年ミネソタでの世界大会。オープン日本代表は決勝に進出しました。
残念ながらカナダに惜しくも敗れてしまいました。
それ以降、オープン日本代表は決勝に進んでいません。
私はその場にはいませんでした。
居残り組の練習に行く前、携帯に表示不可の着信。遠くガヤガヤした通話は『決勝決まった〜……ガチャ』で切れたのを今でも覚えています。
私はその代表のセレクションを受けていました。
結果は、落選でした。しかし、その後の大会でのプレーを見てくれて、加地キャプテンから声をかけていただいたのです。
しかし、当時は今ほど自信もなく(今もたいしてないでですが)、生意気にもお断りしてしまいました。声をかけていただいたのにもかかわらず…。
私は自らチャンスを、扉を閉ざしてしまったのです。
もちろん、あの豪華メンバーではほとんど試合に出れなかったと思います。最後まで残れなかったかもしれません。
しかし、今でもチャレンジすれば良かったと後悔しています。
あとにも先にも、あの時間は、あの時間でしかなかったし、あれを経験していたら…、どうなってたかなと(変わってないとも思えますが…)
その後悔が、代表へチャレンジを続けてきた一つの理由でもあります。
U-23のセレクションも、受けずに後悔をするならば、このチャンスを、チャレンジをして欲しいと思います。
私のように後悔はしてほしくないと思います。
ちなみにあの大会に出場し、いまだに現役オープン代表なのは、バズの吉川選手。
JU本田理事長も那須監督も主力として行ってますね。
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もう、このメッセージを読むだけで、胸が熱くなってくる!
年齢詐称して選考会に参加したい!!
該当する選手の皆さん、挑戦するのは今しか出来ません。
そして、結果はどうであれ、挑戦したこと自体がとても意味のあるものになるでしょう。
日本代表にチャレンジし、落ち続けたアルティメットチャレンジャーがそれは保証します。
自分は、上記の宮部選手のコメントにある1999年の世界大会から毎回日本代表の選考会にチャレンジし続け、落選し続けてきました。
そして、今年の世界大会で初めて日本代表(オープンマスターズ部門)の選手として選出されました。
仮に、落ちていたとしても、これからもずっとチャレンジし続けていたでしょうし、(もちろん選手である以上、結果に一喜一憂しますが)チャレンジすることによって得られた経験は、これからの人生の糧になると確信しますし、実際、そうなっていると実感します。
繰り返します、応募締め切りは10月19日(必着)。
▼WFDF 2013 世界U-23アルティメット選手権大会・派遣選手選考会のお知らせ
まずはエントリーしましょう!
そこから始まります。