ディスクゴルフはあらゆるスローを突き詰めた競技。
そのトッププレイヤーともなると、ディスクが違うとはいえ、簡単に100m以上の距離をコントロールしながら投げることができる。
ディスクゴルフのティーショットとアルティメットのスローオフは共通する部分も多く、自分もディスクゴルフの動画を見て参考にしていたりしたのだが、今回紹介する動画は、ディスクゴルフのトッププロ・菊地哲也選手の視点で、アルティメットのスローオフを分析している。
ポイントは以下の通り。
・長く速く走る助走は必ずしも飛距離に直結しない。
・投げる直前にしっかり止まって、壁を作り、軸回転を利用することが大切。
・向かい風ではインサイドで投げるのが正解だが、風に応じてディスクの角度を調節する。
確かに、ディスクゴルフプレイヤーのティーショットを見ていると、数ステップでスパーンと投げている。
また、踏み込んだ足でしっかり止まり、その足の上で軸を作って身体を回転させるのが非常に上手い。
上記の動画中の菊地哲也選手のスロー動画を見るとこれがよく分かる。
ディスクゴルフの場合は、競技とディスクの特性上、ディスクをあまり上方向に投げないので、投げ出しの角度は若干違ってくるが、助走、リリース前後の身体の使い方はとても参考になる。
あと、投げる時のディスクの角度は、アルティメットで一番普及しているディスクのウルトラスターでは、基本、少しインサイド気味に投げるのが一番飛距離が出るのだが、風の向きによっては、飛距離が落ちたり(ディスクの上面に風が当たる場合)、流れて(ディスクの下面に風が当たる場合)コート外に出てしまったりするので、風の方向によってディスクの角度は非常に大切である。