フュリアスジョージ(バンクーバー)とゴート(トロント)が対戦した決勝戦、ゴートが13-14リードの場面で起こったこのプレーをきっかけにフュリアスジョージが逆転に成功し、15−14で勝利した。
元カナダ代表のベテラン選手、エイドリアン・イヤーウッド選手(ゴート)をストップしたピーター・ユー選手の文句無しのこの試合一番のプレー。
おそらく、サイドロングのリリースポイントと癖を見極めていて、ヤマを張っていたのだと思うが、その読みもさることながら、ブロックに至るまでのポジショニングとフットワークが素晴らしい。
スロー前は、バックハンドを完全に止めるポジショニングで、サイドは大きく開いているように見える。
(おそらくこの時点でサイドロングのためにワインドアップする瞬間を狙っていたと思われる)
そして、テイクバックをした瞬間に、右足を起点に大きく横にステップ、さらに左足を大きく踏み込むのではなく、畳むことによって、スムーズにダイブに繋げている。
スローワーからすると完全に視界の外からブロックされたような状態だろう。
ブロック後のエイドリアン・イヤーウッド選手の信じられないと言った顔がそれを物語っている。