ライブ配信された2016全日本大学アルティメット選手権女子3位決定戦の上智大学対大阪体育大学の感想を。
(女子3位決定戦はリンク先の8時間2分39秒から)
上智大学が自分達の特徴を上手く生かしつつ、ゾーンディフェンスを要所でしかけ、大阪体育大学のやりたい事をさせなかった印象。
上智大学のオフェンスは最後まで良く足が動いていた。
メンバーチェンジをバランス良く行い、全日本選手権3位決定戦という舞台でも、ゾーンディフェンスで1年生を使えた事によって、オフェンスの主力メンバーが休めた事がその一つの要因だろう。
大学チームはどうしても主力選手に頼りがちで、大会や試合の終盤に、その主力選手が疲労からミスを多く起こしてしまう事が良くあるのだが、上智大学にはそれが見られなかった。
バーティカルスタックオフェンスは、玄島汐選手のハンドリングと原口美雪選手の運動量をベースとしつつも、各選手が良くダンプ&スイングを行い、時にはインサイドを使って大阪体育大学に的を絞らせなかった。
ゾーンディフェンスでは、ダンプのハンドラーをカバーする事によってハンドラーへのプレッシャーをかけ、難しいロングスローやミドルシュートを多く引き出す事に成功していた。
経験が豊富な元日本代表のエース本田貴久氏がコーチとしてアドバイスを送っていた事も選手達には心強かっただろう。
一方の大阪体育大学は、上智大学の巧みなオフェンスと良く考えられたゾーンディフェンスに最後まで苦しめられた。
2016年09月28日
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