オープン部門では、ボゴタを本拠地とするユーフォリアが同じくボゴタのマムーツを1点差で競り勝ち優勝。
ウィメン部門では、メデジンを本拠地とするレボリューションがボゴタのエアロソウルを破り4連覇を果たした。
▼オープン決勝:ユーフォリアvsマムーツ(フル動画)
▼トップ10プレー
日本から見ると地球のほぼ裏側にあるコロンビアのアルティメット事情はあまり知られていないが、近年の発展は目覚しい。
アルティメットチャレンジャーも参加した2009年のトルネオ・エテルナ・プリマベーラを皮切りに、2011年にはパンアメリカンアルティメット選手権を開催し、来年、2013年にはワールドゲームズの一種目としてアルティメットが行われる。
何でも政府からの補助金が結構下りているらしく、国際大会への参加も積極的で、しかも成績も上昇中だ。
今年7月の世界アルティメット&ガッツ選手権で、ウィメンはベスト4に入っているし、8月に世界ジュニアアルティメット選手権では、男女とも決勝に進出し、女子は2連覇を果たしている。(男子は準優勝)
また、クラブチームレベルでは、キー(メデジン)やユーフォリア、エアロソウルは今年のUSオープンに出場している。
実際に南米で試合をしてみて分かったのだが、コロンビアに限らず南米のチームは、金銭的な問題により、フルメンバーで(海外で行われる)国際大会に出場することは難しい。
だが、南米で行われる大会には、フルメンバーで出場でき、そのレベルは驚くほど高い。
実際、2009年の大会では、レボリューションが当時カナダ代表の主力を占めていたトラフィックを破って準優勝している。
また、コロンビア代表といっても、アメリカ式のクラブチーム選出方式をとっているらしく、今年7月の世界大会に出場したコロンビア代表はオープンはオーソー(ボゴタ)というクラブチーム、ウィメンはレボリューションが基本となっているそうだ。
映像を見ても分かるが、レベルはかなり高いし、身体能力もあるので、来年のワールドゲームズにもし純粋なコロンビア代表を結成してくるとしたら、地元開催というアドバンテージもあるし、強豪チームに勝つ可能性も十分にあると思う。
要注目である。