2012年10月01日

ウィメン日本代表の勝因

7月の世界大会で20年ぶりの優勝を果たしたウィメン日本代表。

その勝因については、もちろんいろいろあるのだが、一つ大きなものとして、今回の日本代表ウィメンの体制があったのではないかと思っている。

今回、ウィメン日本代表は、森友紀選手兼任監督と平井絵里選手が主将としてチームを引っ張る形であった。

前回のバンクーバー世界大会では、確か森選手が主将を務め、監督は不在だった。
そして、森選手はプレーヤーとして、多くのポイントに出場しつつ、主将として戦術を考えなければならない状況であった。

先月、森選手に直接会って話す機会があり、いろいろ聞いたのだが、選手として沢山プレーしつつ、戦術を考えるのは、やはり限界があるとのことだった。

以前、監督・コーチの重要性について書いたが、客観的に試合を捉え、戦術を立てていくのは、選手の立場としては非常に難しい。

しかし、今回のウィメン日本代表では、プレー面でチームを引っ張っていたのは平井選手、そして、プレーしつつも、一歩引いた立場から戦術面でチーム全体をコントロールしていたのは森選手兼任監督、と一人に役割が集中しないような、非常にバランスの取れた体制だった。

実際に決勝戦での戦術について聞くと、ディフェンスでは、毎ポイント、少しずつ違う戦術を採用していた、との話だった。

また、アメリカ代表コーチのマット・サン氏の顔色を伺う余裕すらあったらしく、次は彼がどういう戦術で来るか、それに対してこちらはどう対応するか、ということろまで試合中に考えてとのことだった。

さらに、別の選手の話では、手に内を隠すため、沢山練習していたにも関わらず、決勝戦まで全く使わなかった戦術すらあったらしい。

これらは、選手として試合に出続けている状況で、うまく機能させることは非常に難しいのだが、今回、森選手兼任監督が客観的に試合を見れる立場にいたことが、これを成功させ、チームを優勝に導いた一つの大きな要因では無いかと自分は考えている。
posted by Ultimate Challenger at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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