今日はTBSの朝ズバ!で先週末に行われた関東オープンでの日本代表チームの様子が報道された。
▼朝ズバ!「アルティメット」
先月には人気アイドルグループAKBの番組でアルティメットチャレンジャーの母校・早稲田大学ソニックスが出演し、AKBのメンバーと一緒にアルティメット(の練習)をする場面が流れた。
▼週刊AKB「早稲田大学ソニックス」
今年7月に大阪・堺で開催される世界大会に向けて、一般の人がテレビを通してアルティメットという競技を知る機会が増えるのはとても素晴らしいと思うし、どんどん報道して欲しいと思う。
アルティメットというスポーツはまだまだマイナー中のマイナーな競技だと思う。
逆にだからこそ、テレビで「珍しいスポーツ」や「ニュースポーツ」として取り上げられることがある。
または、一般には公園で子供が投げるおもちゃか、犬に投げるものとして認識されているフリスビー(フライングディスク)を使った激しい競技スポーツという意外性もあるだろう。
例えば、ハンドボールやアメフトはマイナー競技だと(アルティメットチャレンジャーは)思うが、マイナーとは言え、そのスポーツを知らない人は少ないので、こういう報道のされ方は少ない。
もう少し認知度が大きくなれば、こういう報道のされ方も少なくなってきて、(ハンドボールやアメフトの様に)次のステージになり、別の課題が出てくると思うが、今は「珍しさ」「目新しさ」などを切り口にどんどんテレビに出ればいいなあと思う。
また、番組を見た人のアルティメットというスポーツのイメージがほんの数分間の映像で決まってしまう事も多いだろう。
みのさんが今回述べていたように「犬がやるもんだと思ってた!」と言うのが、一般の人の感覚を代弁しているかもしれない。
そういう意味では、試合時のユニフォームはとても大事だと思う。
(※上記の番組での映像がどうこうという分けでは無い。)
メジャーなチームスポーツでは、上下揃ったユニフォームで戦うのが当たり前だ。
だが、アルティメットチャレンジャーがアルティメットを始めた17年間には、学生選手権と言ったメジャーな大会でも、チーム内で短パンがバラバラだったりした。
今ではローカル大会はともかく日本の主要な大会ではそういうことは見られなくなってきたが、ソックスやユニフォームの下に着るアンダーアーマー系やキャップ類は揃っていない。
これらをどこまで揃えるべきかどうか、という議論はあるだろうが、少なくとも野球やサッカー、バスケ等のメジャースポーツでは、多くの場合、これらの色等がチームで統一されている。
普段メジャーなスポーツをテレビで見ている人にとってはそれが普通なので、そうでないと、あまり組織化されてない(遊びの延長の)スポーツなのかな、と感じてしまう可能性もあると思う。
特に「フリスビー」を扱うアルティメットではこのことは尚更注意すべき必要があるのでは無いだろうか。
そいういう意味で言うと、この世界大会の映像はとても素晴らしいと思う。
▼2010世界アルティメットクラブ選手権:サカイ・アンドリューフレミング選手のダイビングキャッチ
転載なので映像自体のクオリティは置いておいて、選手達の統一されたユニフォーム、スタジアム、観客、カメラアングルと揃っていて、これなら激しい「きちんとした」競技スポーツだと多くの人が認識することだろう。
ぜひ、こういう映像が今後、どんどん報道されるといいな、と思う。
余談だが、上記のみのさんのコメントは、2年間前にアルティメットが報道された時のコメントと全く同じだったらしい。
と言うことは、2年前からアルティメットの認知が進んでいないということか!?
(少なくともみのさんの中では・・・)
みなさん、ことがあるごとに、飲み会でも就職活動でも友達との雑談でも、機会があれば、アルティメットを説明しましょう!
昔、いちいち説明するのが面倒で、サッカーやってます、とか言ってた自分が偉そうな事は言えませんが、こういう草の根の活動が大事だったりします。
みなで、アルティメットを広めていきましょう!!
早稲田大学の映像は本当に、練習風景の撮影だから選手の出で立ちはバラバラでよいでしょうが、関東オープンの映像は曲がりなりにも大会の撮影だから、上下きちんと揃った出で立ちであるべき。アルティメットがフリスビーを使ったレクのままでいいのか、然るべき競技スポーツにしていくのか。
見せる&魅せるスポーツとしてはそういうのも大切だと思っています。