2009年05月21日

2008全日本・決勝・ウイメン(10月25日)

2009全日本アルティメット選手権の決勝戦は撮影の仕事もあり、ピッチレベルで観戦。

ウイメンの感想を。

対戦は、マッドvsハック。
もう説明不要の日本いや世界を代表する強豪チーム。
過去に何度も決勝で対戦していて、勝ったり負けたりを繰り返していて、実力は全くの互角。

試合は、マッドが2点を先取するも、ハックもじわじわと追いつき、7-7。しかし、ここからマッドが2点を連取し、9-7でハーフタイムへ。

後半開始から立て続けに2点を取り返したハックは同点に追い付く。そして11-10とついに逆転に成功。

ここからが凄かった。どちらのチームも譲らない。
13-12とハックがリードしたところで、タイムキャップ突入。決勝点は15点となる。
そのまま一進一退で、ついに14-14でダブルゲームポイントに。

そして、この最後のポイントはもっと凄かった。
お互い、チャンスはあるもののディフェンスが意地を見せ、攻めきれない。
ターンオーバーに次ぐ、ターンオーバー。
恐らく最後のポイントは10分くらいかかっていたと思う。

最後は、マッドがインサイドのスローでディフェンスを切り裂き、得点。
15-14で劇的な逆転勝ちを収めた。

この試合を見て、日本のウイメンはしばらくは世界トップレベルを維持できるだろうと思った。

高いレベルで切磋琢磨し合って非常によい状況で、決勝に進出したこの2チームに加え、3位の壱を加えた3強は世界に通用する実力を持っているからだ。

さらに良いのは、ベテランの域に達しつつある主力プレーヤーに交じって、各チームとも若手が台頭してきて、うまくコラボレーションしていることだ。

世代交代、という劇的なものではないが、ベテラン・中堅・若手がバランスよくミックスされチームとして相乗効果を生み出している。これはレベルを継続的に維持するためには非常に重要なことで、北米(UPA)のトップチームではいつもこういう状態にある。

経験のあるベテランが元気な若手・中堅の良さを生かしながら試合をコントールし、またその中でも優れた選手がベテランの経験値を引き継ぎながらチームを引っ張っていく、と言う感じだ。

各チームとも、ぜひこのまま高いレベルをキープして世界の頂点を目指して欲しいと思う。
posted by Ultimate Challenger at 08:12| Comment(0) | TrackBack(1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2009-05-23 21:15