2018年01月02日

地道な努力

サッカーのJ1復帰を果たし13位だった前年から一気に6位まで順位を上げたジュビロ磐田の名波浩監督のインタビュー記事内の言葉をいくつか紹介。

クロスに対しては、中の守備、しっかりマークにつくことや競り合いで負けないことよりも、まずは『クロスを上げさせるな』ということをずっと言ってきた。ゴール前の(守備の)準備ができる前にクロスを上げさせないため、(サイドで対峙した相手に)厳しくチェックにいったり、切り返しをさせるなど時間を作らせる対応をしたり、そこを重要視してきた。

アルティメットに置き換えれば、これはスローワーに対してマーカーがプレッシャーをかけていくということになる。
インサイドや裏を投げさせない、仮に投げられてしまうにしても、ピボットを何度もさせるなど時間を作らせれば、後ろのディフェンスも対応がしやすくなる。

『柏レイソル戦ではスリッピーなピッチ状態で櫻内(渚)がオウンゴールしたんですけど、彼は翌日の練習後から、ゴール前に水をまいて(チームメイトに)アーリークロスを上げさせて、クリアの練習をずっとしていたんですよ。続く(第33節の)サガン鳥栖戦でイエローカードをもらって、最終節の鹿島アントラーズ戦では(累積警告で)出場停止だったんですけど、その試合の前の週にも続けて同じ練習を繰り返していた。『おまえ、試合(鹿島戦)には出られないんだぞ』と言ったら、『来年につながるんで』って言うんだよね。』

アルティメットで言えば、ディスクが濡れていたからキャッチミスをしてしまったという感じか。
自然条件を言い訳にすることなく、改善するために練習する。

おそらく、今後この選手は同じ状況で同じミスをすることはなくなるだろう。
こういう小さな努力の積み重ねが積もり積もって、試合結果を左右する大きな違いとなることも多い。

『最終節の鹿島戦でのこと。彼は前半27分に得たFKを外したんですけど、試合後、「名波さん、すみませんでした」と言ってきた。それで「えっ、どうした?」と聞いたら、「あのFK、ちょっと(雰囲気に)飲まれて、自分らしくなかった」って言うんですよ。

 でも、こっちとしてはミスとも思っていないし、「いいよ、また来年につながるんじゃないか、その悔しさが」と言って、笑い話で終わらせたんです。そうしたら、このあとがびっくりですよ。

 翌日の朝8時に練習場でボールを蹴っているやつがいるって聞いて、それが俊輔だったんです。もうオフですよ。シーズンが終わっているのに、スパイクを履いてFKの練習をしていた。』

どんな選手でもミスをする。
それをしょうがないからと言ってそこで終わらせるか、そのミスを少しでも減らすために練習するか。
中村俊輔選手が39歳になってもJ1の一線で活躍し続ける理由がここにある。

地道な努力が大切なのである。
posted by Ultimate Challenger at 23:59| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする