2022年07月22日

2022WMUCCとコロナ

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2022世界マスターズアルティメット選手権が終了した。
アルティメットチャレンジャーが所属するシャドーズは、グランドマスターズオープン部門で最終6位。
優勝を目指していたが準々決勝で敗れ、夢は潰えた。

2022世界マスターズアルティメット選手権最終順位表

個人的にはディフェンスセットを中心に出場し、時々、重要な試合やポイントではオフェンスセットでも出場し、まずまずのプレーはできたが、もっとチームに貢献したかったというのが本当のところ。
まあ、この悔しさを糧にレベルアップしてまた次の目標に向かって挑戦したい。

ところで、今回の大会では、コロナに感染し、試合に出場できなくなる人が続出していた。
おそらく一番の原因は、今世界中で流行しているBA.5が出てきたタイミングに、数千人規模で人が集まる国際大会の開催が重なったことだと思う。
また、アイルランドで行われた大会前にヨーロッパを旅行していた人も多く、大会中はチーム単位で宿泊・行動し、飲食は大会が用意した会場に加え、それ以外のレストランや飲み屋などに行く人も多かった。
そして、屋内外問わず、マスクをしている人はほとんどいなかった。

結果的に、大会直後の判明も含めると自分達のチームでは25人中10人が感染。
知り合いのチームでは、大会中だけで16人が感染し、最終的にスクラッチせざるを得ない状況になっていた。
見たり聞いたりした話からの推測では、この大会で数百人単位が感染したのではないだろうか。

今の状況を見ると、明後日から開催される世界マスターズアルティメット選手権大会でも、感染が広がることはほぼ確実だろう。
問題はそれをどうやって自分達のチームで起こさないか、もしくは、万が一、チーム内で感染者が出てもそれを拡大させないか、ということだと思う。
欧米の多くの国では、入国時に陰性証明が必要ないので、感染しても検査を受けない人もいることが考えられる。
他チームとの交流(特に食事やマスク無しの近距離での会話)や公共交通機関は注意が必要だ。

また、同じチームであっても、ドリンクの共有はもちろん、チーム全員で食事をしたり、室内で長時間に渡るミーティングを行うのはなるべく避けた方がいいとだろう。
世界陸上では日本の選手・スタッフの間に感染が広がっているが、誰か一人が感染した後、上記のような食事やミーティング等で拡大していったのではないかと自分は推測している。

最後に、世界陸上の男子200mに出場予定だった小池祐貴選手の言葉を紹介する。



個人的には、感染したくないなら2020年のコロナ初期に近い対策をした方がいいと思う。

【追記】
世界マスターズアルティメット選手権に参加したチームの中には、26人中22人感染者を出したチームもあったらしい。世界アルティメットクラブ選手権に参加するチームは過剰と思えるくらい対策をしても損はないだろう。
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2022年07月12日

ワールドゲームズ・アルティメット競技のライブ配信スケジュール

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本日からワールドゲームズのアルティメット競技がスタートし、全ての試合がライブ配信される。(その後、自動的にアーカイブ配信もされる模様)

配信リンクは下記のワールドゲームズから確認できる。
(Filter by sportの欄にFlying Discと入力すると、アルティメットのリンクだけが表示される)
https://www.theworldgames.org/pages/twg2022streaming

また、試合スケジュールは下記の通り。
(時間は全て日本時間)

7月12日(火)
午後11:30 Canada - Germany

7月13日(水)
午前1:30 Australia - France
午前6:00 Colombia - Japan
午前8:00 United States of America - Great Britain
午後11:30 Australia - Japan

7月14日(木)
午前1:30 Canada - Great Britain
午前6:00 United States of America - Germany
午前8:00 Colombia - France
午後11:30 Great Britain - Germany

7月15日(金)
午前1:30 Japan - France
午前6:00 Colombia - Australia
午前8:00 United States of America - Canada
午後11:30 3rd A - 4th B (5-8 Playoff)

7月16日(土)
午前1:30 3rd B - 4th A (5-8 Playoff)
午前6:00 1st B - 2nd A (Semi-Final)
午前8:00 1st A - 2nd B (Semi-Final)
午後11:30 7位決定戦

7月17日(日)
午前1:30 5位決定戦
午前6:00 3位決定戦
午前8:00 決勝戦

なお、日本代表のグループリーグの試合スケジュールは下記の通り。(日本時間)

7月13日(水)
午前6:00 Colombia - Japan
午後11:30 Australia - Japan

7月15日(金)
午前1:30 Japan - France

参加するのは、アメリカ、コロンビア、カナダ、イギリス、オーストラリア、日本、ドイツ、フランスの8カ国。
グループリーブAにはアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツが入り、グループリーブBにはコロンビア、オーストラリア、日本、フランスが入っている。

試合結果は下記サイトより確認できる。
https://results.wfdf.sport/twg/?view=poolstatus&pool=2
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2022年06月26日

トライアウト不合格〜あらたな挑戦

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時間がだいぶ経ってしまったが、今年のこれまでを振り返ってみる。


まず、昨年初めてプレーしたAUDLオークランドスパイダース(サンノゼスパイダースから変更)だが、今年はプロ契約獲得とはならなかった。


去年プレーした選手であっても、ごく数人(二人?)のトップ選手を除き、再度トライアウト受験の必要があり、12月に行われた一次トライアウト2回、二次トライアウト1回の計3回参加。

合計150名以上が参加したトライアウトに合格することができなかった。


これが、プロの世界。

悔しいが受け入れるしかない。

正直、トライアウト不合格の連絡を受けた時は、涙が出るほど悔しかった。

実は、去年、初めてトライアウトに合格するまで、AUDLのトライアウトでは7回不合格になっていたのだが、ここまで悔しい感情は湧き上がってこなかった。

昨シーズン、実際にプレーできたことで、自分に期待していた部分もあったのだろう。

通知があってから、数日間はしばし呆然としていた。


しかし、数日後、新たな挑戦をすることを決めた。

それは6月の世界マスターズアルティメット選手権オープングランドマスターズ部門で優勝を目指すこと。

実は、昨年、サンフランシスコのグランドマスターズチームのシャドーズからトライアウトに参加しないかと誘いを受けていたのだが、その時はAUDLでやる気満々でプロシーズンに集中する気でいたので、断っていた。


思いたったら吉日。

すぐにキャプテンにメールをし、今からでもトライアウトに参加できないか打診。

今回はそのトライアウトに合格し、チームに加入することが決まった。

そして、世界大会は明日から試合が始まる。

あらたな挑戦だ。

また悔しい思いをするかもしれない。

でも、それ以上に挑戦すること自体が楽しいのだ。

これから約1週間、挑戦を楽しもうと思う。

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2022年02月07日

世界に一つだけの花

自分の経歴は、早稲田大学→バスバレッツ(全日本選手権優勝)→フュリアスジョージ(北米選手権優勝)→スパイダース(プロ)と一見華やかに見えるかもそれないが全くそうではない。

現在、大学選手権3連覇中の早稲田大学だが、当時は自分が3年生の時にやっと本戦に初出場できたレベル。
バズの1年目は重要な試合•状況の出場は全くない補欠中の補欠。
フュリスジョージでは北米選手権優勝した時の決勝戦での出場は1ポイントも無し。
スパイダースでは12試合中6試合のみの出場。
日本代表はA代表に4度挑戦し全て落選。
AUDLは7回落選後、8回目の挑戦で初めてプロ契約。

一方、同期の吉川洋平選手は、日体大時代に大学選手権&全日本選手権&ドリームカップの3冠。
大学生で日本代表のA代表に選出され、1998世界選手権準優勝。
以降、日本代表&バズの中心選手として活躍し、2001ワールドゲームズ銅メダル、2006世界クラブチーム選手権優勝、2016世界選手権準優勝など輝かしい経歴。

自分には彼のようなスター選手の人生は歩めないので、自分の人生を歩むしかない。人それぞれ違う道がある。その中で精一杯自分のできることをする。と常に自分に言い聞かせている。

僕らは世界に一つだけの花
一つ一つ違う種を持つ
その花を咲かせることに
一生懸命になればいい

※「世界に一つだけの花」より引用
作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

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2021年11月09日

プロシーズンを終えて

2ヶ月以上経ってしまったが、AUDLシーズンを終えての感想を。
アルティメットチャレンジャーが所属していたサンノゼ・スパイダーズの通算成績は4勝8敗。
AUDL西地区で5位(6チーム中)で上位2チームが進出できるプレーオフには進むことができなかった。
結果はあまり芳しいものではなかったが、自分個人としては忘れらないシーズンとなった。

44歳にして初めて経験するプロアルティメットは、とてもチャレンジに満ちたものであった。

まず、シーズンのスケジュール。
AUDLのプレーオフを除いたレギュラーシーズンは開始から終了までは12週間。
そのうち、2週を除いて、毎週試合がある。

一週間に1試合か2試合だけなので、体力的には土日の大会や、6〜7日間毎日試合がある世界大会に比べれば、それほど負荷は大きくないし、回復する時間も十分にある。
ただ、毎週、気持ちを試合モードに持っていくのが14週続くというのは経験したことがなかったので、新鮮だった。
前回のブログにも書いたが、試合が終えてから、終えた試合のビデオを見て改善点を見つけ、次の試合の相手のビデオを見て分析し対策を練り、試合に向けて集中していく。
さらに、それと同時に身体を回復させ、また次の試合に向けて体調を整えていく、ということを、普段の仕事(※)をしながらやっているとあっと言う前に一週間が過ぎて、また新しい一週間が始まるという感じだった。
(※プロアルティメット選手の報酬は少ないため、基本、学生プレーヤー以外はみな、別に仕事を持っている。)

次に、試合メンバー登録について。
チームとプロ契約を結んでいる選手は40人弱いるが、試合に出場できる登録メンバーは20名。
主力メンバーは毎試合登録されるのだが、そうでない自分の様な選手は、アウェイゲームの場合は約1週間前、ホームゲームの場合は数日前に登録メンバーが監督から発表されるまで、自分が登録されるかは分からない。
さらに、ルール上は試合開始直前まではメンバー変更が可能なので、メンバー発表からウォームアップまでの間に登録メンバーに怪我人などが出た場合、未登録の選手が急遽登録される。

そのため、ホームゲームの場合は、通常二人の未登録選手が予備メンバーとして登録メンバーと一緒にウォームアップを行い、万が一の事態に備える。
(アウェイゲームでも同じことは出来るのだが、コスト削減のため、予備メンバーを一人だけにしたり、または全くなしにする場合もある)
自分も2試合で予備メンバーとして招集され、そのうち、1試合では実際に試合に出場することになった。

結局、自分が出場できたのは全12試合中5試合。
シアトルのアウェイで行われたシーズン初戦と2試合目のホーム開幕戦に連続出場した後、数試合登録メンバーから外れ、1試合出場した後、また数試合登録から外れ、シーズン最後の2試合に出場。
2回目の登録から外れている時、1試合だけ予備メンバーとして招集されたのだが、これは試合当日のお昼前(試合は夜)に監督から急遽連絡があり、元々の予備メンバーが怪我をしたので、その代わりとして来て欲しいと言うことだった。
結局、試合出場はなかったのだが、これはかなり新鮮な経験だった。
また、最後のアウェイ2連戦の最初の試合、サンディエゴ・アビエイターズ戦は予備メンバーとして招集されていたのだが、ウォームアップ前に監督から、試合に出場する事になると告げられた。

試合に出場した時の感想は、以前のブログに書いた通りだが、12週間連続で気持ちや身体を上げたり休ませたりするのは中々面白かった。
しかも、自分の場合、試合に出場したり、しなかったり、予備メンバーだったり、というある意味不安定な立場だったので、心身ともに柔軟に対応していく必要があった。

心がけていたのは、あまりピークを作らずに、常にある程度の高いレベルで身体をキープしておくこと。
シーズンは14週あるので、1試合に集中し過ぎて他の試合を落としてしまったり、身体を壊してしまっては意味がない。
また、自分の場合、毎回の試合出場が保証されていた訳ではないので、ピークを作ったのに試合に出られないというとが何度も続いては精神的に持たない。
感覚的にはいつも8〜9割ぐらいの状態を維持しておき、実際に試合に出場する際に残りの1〜2割を埋めるべく上げていく、という感じ。
試合中もこれと似た様な感じで、プレーしていない時も心身ともに常に80%〜90%程度の状態にしておき、自分の名前が呼ばれプレーすることになった際は、ラインナップからプルの間に一気に集中して100%に持っていくというイメージだった。

反省点としては、目立つプレーができなかったということ。
シーズン通して、スロー成功率は92%と悪くないが、アシストもゴールもないし、ディフェンスでブロックもない。
ポーチDで相手にミスらせたのは2回ほどあったが、明確にブロックとか出来ないとアピールにはならない。
スロー成功率は維持しながら、アシストやゴール、ブロックが出来たらもう少し出場の機会が増えてたかもしれない。

まあ、26年アルティメットやってきて、初めてのプロアルティメット、素晴らしいチャレンジが出来たことに感謝したい。
こうやってブログを書いている間にも、来年へのチャレンジにワクワクしている自分がいる。
またチャレンジを楽しんでいきたい。
posted by Ultimate Challenger at 16:32| Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする